田舎の仕事の現実は?:傾向と対策

田舎の農場
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田舎暮らしに憧れるのは都会で生活を送っている方が大半です。

田舎に移住するにあたり、移住先で新たに仕事を見つけるケースがほとんどですが、移住された方はどのような仕事に従事しているのか、その現状について詳しく紹介していきます。

田舎で多い仕事と少ない仕事

都会は人や物が集中していますので、田舎と比べると仕事の選択肢も豊富にあります。田舎暮らしを決意して仕事を探してみた時、今までの自分の仕事の経験を活かせる、自分がやりたいような仕事に就けるとは限らないのです。

 

それは田舎の場合、移住する地域によっては仕事の種類に限りがあり多く見つかる仕事と、少ない仕事に分けられてしまうからです。

田舎に多い仕事とは

田舎と一口に言ってもその地域によって仕事の状況が異なります。どこの田舎でも多いと考えられる仕事が農業や林業、漁業、酪農といった仕事になります。

 

農業などの第一次産業に分類される仕事は、どこの地域でも高齢化がすすんでいて人手不足に悩んでいる従事者が多いのです。
古くから地元で農林水産業に従事している方に雇われるケースや、自ら土地などを購入して仕事に従事するケースも見られます。

田舎に少ない仕事

都会と比べて田舎に少ない仕事とは何でしょうか。ひとつはサービス業全般になります。地域によってはかなり過疎化がすすんでしまっているところもあり、週辺に買い物できるような場所を見つけることが難しかったりします。

 

またホテルや旅館などの宿泊施設も少ないため、サービス業の仕事は都会と比べると数が少ないのです。
今後田舎暮らしを希望する方がもっと増えて地域の人口が増えることで、サービス業や新たな仕事が増える可能性も十分にあり得るでしょう。

田舎の会社や仕事の特徴

都会と田舎で働くのとで仕事内容や環境で異なる点がいくつも出てきます。田舎の会社の仕事や特徴について詳しく見ていきましょう。

昔からの付き合いを重視する

都会では仕事の数だけでなく同業他社も多く存在するため、競争が非常に激しいのです。そのため取引先を同業他社に奪われてしまう危険性も高いのです。

一方で田舎では会社の数自体が少なく、競争相手となりえる同業他社の数も少なかったりします。また会社同士の付き合いも昔からの古い付き合いを大切にする傾向が強く、簡単に同業他社になびかないのです。

のんびりと生活ができる?

都会の会社と比べて同じサラリーマンでもゆったりとした生活が送れます。都会のように通勤や通学時間帯に満員電車に揺られることなく、マイカーで通勤される方がほとんどです。
また職場から自宅までの距離も比較的近ければ、仕事と家庭を十分両立させることが可能になります。

 

人間関係も会社にもよりますが、都会に比べると、毎日のように深夜まで必死で働いたり、日付が変わるまで残業したりするようなことも少ないでしょう。

田舎で仕事をする上で大切なこと

都会で仕事をしてきたので田舎でも自分は十分通用すると思っていたら大間違いです。田舎だからこそ気を付けるべき点がいくつもありますので、それをよく心得た上で田舎暮らしを本格的に考えたほうがいいでしょう。

仕事がなければ自分で起業してみる

田舎は仕事が少ないと言うネガティブなイメージを持たれがちです。確かに今まで都会で働いていた時のようにバリバリと仕事をこなすような会社や仕事は少ないところがほとんどです。

 

しかし仕事がなければ生活費を稼ぐことはできません。仕事がみつからない、やりたい仕事がないときは自分で起業することも考えてみましょう。

 

都会で起業するには元手となる資金もある程度用意しなくてはいけませんし、ライバル企業も非常に多いのす。その点田舎は起業費用も都会よりは安くて済む傾向があり、ライバル会社も少ないため起業が成功しやすいかもしれません。もちろん、田舎だから楽、というわけではありません。

信頼関係を得ること

田舎で仕事を続ける、新しい仕事を得るためには信頼関係を築くことが重要になります。田舎では都会と比べて人間関係を重視する傾向が強いですから、取引先やお客様に信頼されることで今後のビジネス拡大や新規の仕事取得につながりやすいからです。

 

時には都会でサラリーマンをしていたころよりも仕事上での付き合いを密にする必要が出てくるでしょう。それも田舎で生活するためだと思って割り切りましょう。

 

田舎の人間関係については、こちらの記事をどうぞ。

まとめ

田舎での仕事はその内容や人間関係まで都会とは異なる点をいくつも持っています。田舎に移住したら生活のために仕事は必要ですから、田舎の仕事の特徴などについてよく理解を深めておきましょう。
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