田舎の生活にあこがれて移住する人が増えているといいます。
しかし不労所得のある一部の富裕層でなければ、移住した田舎でも仕事をしなければなりません。
しかし不労所得のある一部の富裕層でなければ、移住した田舎でも仕事をしなければなりません。
田舎の仕事といえば農業と考える人も多いようですが、ここではその農業にについて少し考えてみましょう。
目次
日本の農業の現実
農業人口は減少傾向にある
日本の農業人口は減る一方だそうです。1985年からの30年で、実に6割以上減少しているといいますから、その深刻さがよくわかります。
さらにこれは日本全体で言えることですが、農業にも高齢化の波が押し寄せているわけです。
さらにこれは日本全体で言えることですが、農業にも高齢化の波が押し寄せているわけです。
働き手はいないし、年寄には厳しい労働環境。それが日本の農業の現実の一端なのです。
国の政策・農業保護
国はこぞって地方再生を訴え、若者の就農人口割合を増やそうとその手この手を使っています。
実は田舎で農業を生業とすることが可能になっている背景にも、そうした国の政策が無関係ではないのです。
実は田舎で農業を生業とすることが可能になっている背景にも、そうした国の政策が無関係ではないのです。
しかし、それはやはりお役所仕事ですから、これから田舎で農業をはじめようという人の、ひとりひとりの面倒を見てくれるわけではありません。
やはり農業を始めるには、それなりの覚悟とノウハウが必要になるのです。
やはり農業を始めるには、それなりの覚悟とノウハウが必要になるのです。
田舎で農業を始めるということ
田舎暮らしといえば農業
週末移住などの経験をとおし、いつしか田舎に定住すること夢見るようになった人も多いようですが、それでは地方に移住したときに始める仕事となると、これはやはり農業でしょう。
そもそも地方には雇用がなく、そのため人口の流出が起きているわけですが、そんななかでも安定しているのが農業といった印象でしょう。
そもそも地方には雇用がなく、そのため人口の流出が起きているわけですが、そんななかでも安定しているのが農業といった印象でしょう。
自宅のすぐ近くに農地があり、新鮮な野菜や鶏の生みたての卵を毎日食べて、健康的な生活を送るなんていうのが、田舎暮らしの醍醐味かもしれません。
未経験で農業ができるか
田舎に移住し、手ごろな農地を手に入れて、豊かな自然のなかで暮らしていく。
これは理想であって現実は簡単ではありません。ひとくちに農業といっても稲作なのか畑作なのか、はたまた酪農なのか。どんな種類の農作物を生産するのか、なにを育てるのか、さまざまな種類があるのです。そしてそのすべてが、当然ですがなにも知らない素人に、簡単にできることではないのです。
農業経験値を得るために
田舎で農業を始めるなら、まずは経験値を積む必要があります。農業系の学校を出ていればそれなりの知識がついていることでしょうが、、そうでなければ既存の農家に弟子入りする必要だってあるでしょう。
いずれにしろ、いきなり田舎の農家の門をたたき、弟子入りさせてくださいってお願いしてみても、なかなか受け入れられそうにありません。
国の制度を利用するのもひとつの方法
2009年に総務省の肝いりで始まった地域おこし協力隊は、最大3年間にわたって地域活性化のためのさまざまな仕事をしつつ、田舎の定住を模索することができます。
田舎というのは閉鎖的な雰囲気があるところも多く、よそ者には冷たいということも珍しくありません。
田舎というのは閉鎖的な雰囲気があるところも多く、よそ者には冷たいということも珍しくありません。
その点、国の制度で自然と農業に参加することで、地元の人との絆を深め、自然と溶け込んでいくができる制度を活用するのは良い方法といえます。
田舎で農業を成功させるコツ
漠然と農業をはじめようとしても成功しない
田舎で農業を始めるということは、それなりの決意を持っていることでしょう。ますは国の制度を使って3年間、しっかりとその土地の農業と地域性を観察するし、ノウハウを吸収することが重要です。
その後はさらに数年間、就農給付金制度などを使って知識と技術を溜めこみます。
農業を始める場合、スタート地点では決して良い条件を与えてもらうころはできません。どこの地方でも恵まれた農地は既存の農家がしっかりと抑えていて、よそ者は隅っこの小さな農地から始めることになるのです。
そんな条件下でも農業で生活していくためには、事前の準備が必ず必要になってきます。
お金のためだけに農業を始めても・・・
田舎で農業を始めるなら、決して忘れてはいけないことがあります。
それは、単に収入を得るためだけであれば、大都市圏で仕事をしているほうがずっと楽だということです。
それは、単に収入を得るためだけであれば、大都市圏で仕事をしているほうがずっと楽だということです。
そもそも地方の過疎化の原因や、就労人口の減少の理由のひとつは、そこに楽して儲かる商売がないことなのですから、金儲けのために農業をはじめようというのであれば、そこにはそれ相応の覚悟と苦労が必要になってくることでしょう。
一番大切なものはなにか
田舎で農業をつづけていくことには、それなりのハードルがあります。
さらに地域のコミュニティーの協力を得られなければ、どれほど頑張っても成功することは難しいのが田舎の農業なのです。
しかしこれは、大自然のなかでその地域の人々を温かい交流をもち、その自然に根差した農業によって生計を立てていくことができるということでもあるのです。
田舎の仕事について詳しくはこちらの記事をどうぞ