失敗しない、田舎暮らしの家選び

田舎の家
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田舎暮らしを始めるにあたり、移住先の田舎で住むための家を探す必要が出てきます。ある程度長く住むためにも快適な家を探したいと考えるでしょう。

 

家選びで失敗しないためのコツやポイントについて紹介していきますので、今後田舎暮らしを検討されている方は参考にしてみてください。

田舎暮らしの物件選びのコツ

田舎は家一件あたりの敷地面積が広く、のびのびと生活できそうなイメージがありますが、物件の選び方次第で快適に生活できるかどうかが変わってきます。物件をチェックするときのコツについて紹介していきます。

土地の形状もよくチェックすること

物件を選ぶ時に敷地面積だけで物件の広さを判断してしまいがちですが、土地の形状をよく調べておくことが重要になります。

 

都会の分譲された土地とは異なり田舎の土地は形や大きさがまばらなのです。たとえば飛び地と呼ばれる土地のように、離れた部分にある土地も全体の敷地面積に含まれていることがあります。

 

このような飛び地が含まれている場合、家の敷地内を他の誰かが通行するなどさまざまな点で不便が生じることもありますので土地の形状もよく調べておきましょう。

農地が含まれている物件の注意点

田舎暮らしをするなら農業に挑戦してみたいと考えている方が多く見られます。その際には農地の売買方法についてもしっかりと確認しておく必要があるでしょう。

 

よく田舎暮らしの物件で農地付きと書かれていることがあるのですが、土地のタイプによっては農業委員会の許可がなければ売買できないことがあるからです。

 

せっかく農地が付いているからと思って喜んで購入したのに後になってから、売買ができないとわかるとせっかくの田舎暮らし計画が上手く進まなくなってしまいます。トラブルを防ぐためにも事前にしっかりと確認しておきましょう。

田舎の家のメリット

敷地面積が広い、おまけに家賃など住居費が安いなど田舎の家にはメリットがたくさんあります。

のびのびと暮らせる

都会暮らしを経験したことがある方は、狭い面積のマンションや一見家に高い家賃や住居費を支払ってきたのではないでしょうか。

マンションなどの集合住宅は隣近所と密接していますから、騒音が立たないように周りに配慮しながら生活を送らなくてはいけません。また一軒家でも隣との距離が近いため、のびのびと生活することが難しく、特に子育て世代は窮屈な思いをすることが多いのです。

その点田舎の家は敷地面積も広く、隣との家ともある程度の距離がありますので少しくらい騒いだり大きな声を出したりしても周りに迷惑がかかりにくいのです。

住居費を抑えて自分の理想の家に住める

都会で家を借りる、購入すると土地代が高くついてしまって、自分の理想の家に住むことはかなり困難です。その点田舎の家は土地の価格が安いため、比較的自分の理想の家を作ることができるようになります。

 

中古物件の数も豊富ですから、中古の家を購入して自分好みにリフォームをしても費用負担を少なくすることが可能になるのです。
都会では実現できなかった自分の理想の家も、田舎暮らしなら手に入れることができるようになるかもしれません。

田舎の家のデメリット

メリットが多いように見える田舎の家ですが、デメリットもあります。デメリットも理解した上で田舎の物件をチェックするようにしたほうが、失敗しない物件選びにつながります。

害虫被害に遭うことも

田舎は自然豊かな環境に恵まれていますので、ハエや蛾といった害虫だけでなく、タヌキや猫、その他の動物も数多く存在します。

 

そのため家の中にそれらの害虫や動物が入り込むことも考えられます。害虫や動物が苦手な方はその存在自体が大きなストレスになってしまいます。

 

タヌキやイノシシなどの害獣は、都会の人にとってはかなりキツイでしょう。でも、もっと気をつけないといけないのが、蜂なんです。
田舎の家やあぜ道などには、蜂がたくさん出没します。大きな蜂の巣も家にできたりします。とくにスズメバチは刺されたら大変です。蜂の巣や大量の蜂が居た場合は、蜂駆除の専門家に依頼して、調査や駆除をしてもらいましょう

中古の物件は逆に費用負担がかかることも

田舎暮らしをするならせっかくだから古民家に住んでみたいと考える方も少なくありません。
確かに古民家の生活は憧れですが、不便な点も多々出てきます。まず建物自体の老朽化がかなりすすんでしまっているため、リフォームやメンテナンスで多額の費用が必要となることがあるからです。

 

またリフォーム済の物件であったとしても、建物の基礎部分などに欠陥がみつかることもありますので物件の細かい部分までよくチェックしてから購入を決断しないと、後で後悔することになります。

まとめ

快適に田舎暮らしをスタートさせるためにも住む家さがしは重要なポイントになります。ネットで物件の詳細をチェックすることもできるのですが、やはり実物を自分の目で見てから決めたほうが、より満足度の高い物件を選ぶことにつながります。
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